超小型、軽量のバイナリー発電装置で、
未利用排熱の利用促進に貢献します。
トラックを走る発電所に変える技術!
私達の使命
世界中で地球温暖化対策としてカーボンニュートラル対応が進められています。
トラックの場合、燃料から得られるエネルギーの約40%がエンジン出力に使用され、約30%がラジエーターからの冷却損失、約30%が排気系から排気損失として、合計約60%が捨てられています。
その中で、化石燃料を使用する内燃機関(エンジン)からEV(電気自動車)やFCV(燃料電池車)への転換を各国政府が推進しており、トラックや船舶に対しても研究開発が進んでいます。
将来的には先進諸国の大型中型トラックはFCVになると思われますが、商用化までにはもう暫く時間が掛かると思われますし、北欧では天然ガス化(エンジン)が進んでいます。
また後進国では今後とも内燃機関が主流のままだとと思われます。
またエンジン技術を応用できる水素エンジンの研究や、現状のエンジンで使用できるバイオ燃料やe-Fuel(合成燃料)の開発も進んでいます。
今後もエンジン搭載車両や産業用エンジンは数十年にわたって存在し続ける可能性は高いです。
MECの製品で捨てられている工場排熱や産業用エンジンの排熱も再利用する事で、燃料費や排熱およびCO²の削減に寄与します。
具体的な用途事例
概要
基礎技術概要
バイナリー発電とは、100℃以下の温水の熱を利用して、低い温度で蒸発する冷媒を蒸発させてタービンなどを駆動させて発電する発電装置です。地熱発電などで用いられており、全てが10kw以上の発電能力の設置式の製品になります。
弊社の装置は、定置用が発電出力2kw、
4kw、車載用が発電出力1kw、2kwになります。複数台の設置も可能です。
事業概要
2019年4月にトラックのエンジン冷却水を熱源として発電する超小型バイナリー発電システムの研究開発、販売を目的として
設立いたしました。
実用化に向けた大手コンビニチェーンの配送トラックを使用した発電、充電に関する実証テストを行っています。
少量の温泉や工場排水を利用して発電可能な定置型の空冷式バイナリー発電システムの販売も行っています。
会社概要
2019年4月設立
代表取締役 前薗真司
取締役 三村建治
取締役 香山哲
資本金 2000万円
トピックス
・2019年4月 株式会社環境エネルギー投資の出資を受けました。
・2021年1月 NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の助成事業に採択されました。
課題設定型産業技術開発費助成事業提案書(2020年度新エネルギー等のシーズ発掘・事業化に向けた技術開発事業「フェーズC(実用化研究開発)」)に採択されました。
再生可能エネルギー分野の重要性を踏まえ、中小企業等が有する再生可能エネルギー分野の技術シーズを基にした研究開発を、公募により実施する事業です。〈社会課題解決枠 フェーズA〉フィージビリティ・スタディ、 〈新市場開拓枠 フェーズα〉フィージビリティ・スタディ、 〈社会課題解決枠 フェーズB〉基礎研究、〈新市場開拓枠 フェーズβ〉基礎研究、 〈フェーズC〉実用化研究開発、 〈フェーズD〉大規模実証研究開発、 の6フェーズからなります。
〈フェーズC〉実用化研究開発は、事業化の可能性が高い基盤技術要素を有している中小企業等が、事業化に向けて必要となる実用化技術の研究開発、実証研究等を実施します。すでに燃費20%改善の実績と30%改善可能な根拠があり実用化の目途が立っている事、実用化した際の製品販売流通に関する企業の目途がある点が採択要素になったとの事です。